[最大4TBの大容量メモリ] RDS for Oracle で X1/X1e インスタンスが利用可能になりました
こんにちは、菊池です。
あの、大容量メモリを搭載したインスタンスタイプ、X1/X1eがRDS for Oracleで利用可能になりました!
X1/X1e インスタンス
X1/X1eインスタンスは、大容量のメモリを搭載したメモリ最適化インスタンスとしてEC2で利用可能でした。最大サイズのx1e.32xlargeでは4TBものメモリが利用可能です。
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今回のアップデートにて、そのX1/X1eインスタンスがRDS Oracleでも利用可能になりました。EC2と同様に以下のような特徴を持ちます。
- インテル®Xeon®E7 8880 v3(Haswell)プロセッサー
- Elastic Network Adapter(ENA)有効で最大10Gbpsの帯域幅が利用可能
- EBS最適化
これまで利用可能だった最大のインスタンスタイプ、db.r4.16xlarge(64vCPU、488GBメモリ)と比較して、最大スペックが大きく向上しています。
提供されるインスタンスタイプ
提供されるインスタンスタイプと、エディション、東京リージョンでの利用料は以下の通りです。
インスタンスタイプ | vCPU | メモリ | SE | SE1/2 | EE | 利用料/時間 |
db.x1.16xlarge | 64 | 976 GB | - | - | ○ | $ 16.256 |
db.x1.32xlarge | 128 | 1,952 GB | - | - | ○ | $ 32.512 |
db.x1e.xlarge | 4 | 122 GB | ○ | ○ | ○ | $ 1.9261 |
db.x1e.2xlarge | 8 | 244 GB | ○ | ○ | ○ | $ 3.8522 |
db.x1e.4xlarge | 16 | 488 GB | ○ | ○ | ○ | $ 7.7045 |
db.x1e.8xlarge | 32 | 976 GB | ○ | - | ○ | $ 15.409 |
db.x1e.16xlarge | 64 | 1,952 GB | - | - | ○ | $ 30.8179 |
db.x1e.32xlarge | 128 | 3,904 GB | - | - | ○ | $ 61.6358 |
- SE/SE1/SE2/EEはそれぞれ、Standard Edition、Standard Edition One、Standard Edition Two、Enterprise Editionを指します。
- 利用料は、東京リージョン、シングルAZのものです。
- いずれのエディションも、ライセンス持ち込み(BYOL)のみで利用可能です。
- ライセンスの制限により、SEは最大32vCPU、SE1/2は最大16vCPUまでとなります。
- 参考:Amazon RDS for Oracle 料金
コンソールから選択可能になっています。
SE2の場合、ライセンス込みの利用形態も提供されていますが、X1/X1eが利用できるのはライセンス持ち込み(BYOL)の場合のみです。
まとめ
今回のアップデートで、RDS for Oracleで利用できる最大のメモリサイズが大きく上昇しました。これまで、メモリを多く必要とするワークロードでは、止むを得ずEC2にOracleをインストールし、セルフマネージで利用してたユーザーも多いのではないでしょうか。
今後は、そのようなユースケースでもRDSを使うという選択が可能となりますので、積極的に移行してRDSのメリットを享受しましょう。